January.14.2009「珊瑚はどうなるのか?」
January.14.2009「珊瑚はどうなるのか?」
今日の歌::毎日の 学びの庭に 実りあれ
私は郷里の高知に帰ったとき、はりまや橋で一休みし、近くの珊瑚屋に立ち寄ることがある。その時、真っ赤な血色の珊瑚をよく見る。その珊瑚たちが地球温暖化の影響で白化しつつあるのだという。NHKスペシャル(2008/9/8)では、「珊瑚の悲鳴が聞こえるよ」として、子供たちが育てる珊瑚を放映している。それは石垣島でのことである。夏場の海水は28℃から30℃なのだそうだが、その時は、32℃と異常に高くなったという。そうすると珊瑚は白化現象を起こしてしまうらしい。
珊瑚は、イソギンチャクの仲間で、ポリプという形を持つ。その中でかっちゅう藻という植物性プランクトンがポリプの中に入っており、珊瑚はそれを栄養にしている。しかし、海水温が高くなると、かっちゅう藻が外に出てしまう。そうすると、珊瑚は栄養分を失い、白化現象を起こす。すなはち死ぬのである。ここにも目に見えない食物連鎖の世界があった。しかし、このまま海水温が高くなると、50年後には、地球上には珊瑚が消滅してしまうと云われている。
珊瑚は生命の多様性を育むという。珊瑚の中にさまざまな魚や生物が育つのだ。海域の1%が珊瑚であるらしい。オーストラリアのグレートバリアリーフが有名だが、長さが2000㌔も続いている。この珊瑚の海は、200万年前にできた。私たちはそれを護らなければならないだろう。
モルディブ諸島にも珊瑚の海がある。
サンゴはおよそ4億6000万年前の「古生代・オルドビス紀」に誕生し、初期の生命の起源や空気の清浄化に大きな貢献をしたと考えられているらしい。その珊瑚が、このまま数十年で死滅するのを黙っていてよいのだろうか。
珊瑚の外敵には、オニヒトデがいる。オニヒトデは珊瑚を食べてしまうから外敵である。四国勤務であったころ、近くの海に珊瑚の海があり、その珊瑚を食べるオニヒトデが大量発生した。ボランティアのダイバーたちがオニヒトデを捕獲し駆除している様子が新聞に掲載されていた。
何故、オニヒトデは大量発生するのだろうか。それは気候変動との関係もあるという。沖縄の事情によると、2003年までに4回、大発生したという。大発生の前に大洪水が起こっていることも分かっている。それは水質とも関係があるらしい。さらに調査してみると、意外なことが分かってきた。ある時期までの沖縄の畑は自然農法的に作っていた。しかし、サトウキビの大量生産を図るため、畑に肥料を施した。洪水の時にはその肥料が泥水と共に大量に海に流出する。すると、海では植物性プランクトンが異常発生し、それがオニヒトデの異常発生を促したという図式である。いわゆるサトウキビ畑の赤土流出に問題があるという。
30年前から大規模区画整理を断行した。それで赤土が露出することになる。グリーンベルトを作って、赤土の流出を防ごうとするが、グリーンベルトの分だけ、サトウキビが作れないとして協力を呼び掛けてもなかなかうまくいかないという。サトウキビの年間売り上げが一農家で平均114万円であるというが…。かなり低い数字であるらしい。赤土流出と地球温暖化が沖縄の珊瑚礁を襲っている。
珊瑚は、卵を満月の夜に一斉に産み始める。なぜ、直径0,5㎜の卵を満月の夜に、一斉に産み始めるのかは理由はまだ解明されていない。最近は、珊瑚の死滅をそのままにして置くわけには行かないので、移植する活動もおこなわれているという。
モルディブなども、白化現象を体験している。これは世界的な現象なのだという。
最後に、子供の詩が紹介されていた。「クーラーのつけっぱなしをしない。冷蔵庫の開けっ放しをしない」。これを実行したいということだった。”足元から温暖化防止を”である。
【日々、谷口雅宣先生のブログを拝読しよう】
2009年1月11日のブログは、「ジャガイモ2色」です。ジャガイモを絵にお描きになっておられます。また、赤い皮のジャガイモの種類を特定されたいとのことです。島根の方でご存じの方は、ご連絡下さい。
*今日、夜は青年会の方々の勉強会を開催した。皆様、ご熱心です。また、午後は松江の誌友会へ行ったが、道に迷って雪の中をうろうろした。十数年前の雪の中の伝道を思い出した。「初心忘るべからず」である。このことを教えていただいた。何事も感謝である。
中内 英生
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